【住宅ローン初心者向け】住宅購入の第一歩!住宅ローンの基礎知識をわかりやすく解説

結婚や妊娠などの家族が増える機会に、夢のマイホームを購入することを検討していませんか?

住宅を購入するには3,000万円〜1億円程の多額の資金が必要です。しかし、会社の社長や資本家でもない限り住宅購入の資金を用意するのは難しいでしょう。

そこで、金融機関からお金を借りる住民ローンを利用することになります。

日本人が住宅購入する際、金融機関からお金を借りているのがほとんどです。住宅ローンについて正しい知識を持っていないと、生活が苦しくなる可能性があります。

本記事では、住宅ローン初心者でも理解できるようにわかりやすく解説しています。

住宅ローンは金利が低く、特別な控除もあるので、上手に活用すると資産形成の味方になります。

目次

住宅ローンとは金融機関が個人の住宅購入に対してお金を融資すること

住宅ローンは金融機関が個人の住宅購入に対して、お金を融資することです。

高額なお金を低金利で借り入れられるので、安心して住宅購入できるようになります。しっかりと計画を立て、住宅ローンを借りることで夢のマイホームを購入できます。

住宅ローンを利用するメリット

住宅ローンを利用して住宅を購入するメリットは、住宅購入するための準備金を少なくできます。

また、金融機関が無理のない返済計画を作ってくれるので、住宅購入後の家計管理も安心できるでしょう。

住宅ローン控除も適用され、支払う税金が減るので、使えるお金が増えます。

住宅ローン控除とは?

年末の住宅ローン残高の0.7%が所得税から控除される税額控除です。最大13年間適用されます。住宅ローン控除を適用する初年度は確定申告が必要ですが、2年目以降は年末調整のみで適用される。

住宅ローンのメリット
  • 準備金が少なくても住宅が購入できる
  • 長期的な返済計画を立てられる
  • 住宅ローン控除が使える

住宅ローンを利用するデメリット

住宅購入するときに便利な住宅ローンですが、デメリットもあります。

住宅ローンは高額なお金を借り入れます。それゆえ、長期にわたる返済が必要です。

時間が経過すると、金利が変化し、住宅ローンの返済額が増える可能性があります。今後の日本は物価が上がり、金利も上がると予想されます。

住宅ローンを借りるときは、金利が上がることも考慮しておきましょう。

住宅ローンのデメリット
  • 長期にわたる返済が必要
  • 金利の変動リスク
  • 返済額が増える可能性

住宅ローンの金利タイプ

住宅ローンには金利が設定されています。

金利とは?

借入金額に対してどれくらいの割合で利息(利子)が発生するのかを表した言葉

引用:三井住友銀行

住宅ローンの金利には、いくつかのタイプがあります。

それぞれの特徴を理解しておきましょう。

  • 固定金利型
  • 変動金利型
  • 固定金利期間選択型

固定金利型

固定金利は借入期間中に金利が変わらないタイプです。

住宅ローンを契約したときに、総返済額が決まるので、毎月の返済額もわかります。

計画的な返済が可能ですが、変動金利に比べて金利が高いデメリットがあります。

変動金利型

変動金利は借入期間中に金利が変わるタイプです。

市場の金利に応じて、住宅ローン金利も変化し、金利は6ヶ月毎、毎月の返済額は5年毎に変わる仕様です。

変動金利は固定金利より金利が低く設定されています。

今後の日本は金利が上昇すると予想されていますので、住宅ローンの金利も上昇する可能性があります。

金利が上昇しても、返済額の上昇は1.25倍までと決められています。しかし、金利が上昇し続けると、将来「未払利息」が発生する可能性があります。

固定金利期間選択型

固定金利期間選択型は、契約時に選択した一定期間は金利が固定され、期間経過後はその時点の金利に変更するタイプです。

契約時に10年間固定金利と決めた場合、10年間は固定金利で支払い、10年後に金利を変更します。

期間終了後、固定金利を継続または変動金利に変更できます。

住宅ローンを選ぶポイント

住宅ローンを選ぶとき、金利だけではなく、さまざまなポイントを知っておきましょう。

  • 返済期間
  • 返済方式
  • 団体信用生命保険

それぞれを解説していきます。

返済期間

住宅ローンは高額なお金を借り入れることから、長期的な返済になります。

返済期間が長くなればなるほど、総返済額が増えます。

頭金を多く準備したり、毎月の返済額を多くしたりと返済期間を短くすることで総返済額を抑えられます。

返済方式(元利均等返済、元金均等返済)

住宅ローンには、元利均等返済と元金均等返済の2種類があります。

元利均等返済は毎月の返済額が一定となる返済方法で、返済額が一定のため生活設計が立てやすいです。

元金均等返済は毎月の返済する元金部分が一定となる返済方法です。

元金部分を早く返済するので、総返済額が少なくなりますが、借入当初の毎月の返済額が多くなります。

元利均等返済元金均等返済
メリット返済額が一定のため生活設計が立てやすい元利均等返済より総返済額が少ない
デメリット金利や借入金額、返済期間が同じなら元金均等返済より総返済額が多くなる・借入当初の毎月の返済額が多くなる
・選択する人は少ない

団体信用生命保険

団体信用生命保険とは、住宅ローンを借り入れた際にほぼ強制的に加入される生命保険です。

債務者が債務者が万が一死亡したときに住宅ローン残高の支払いを免除となります。

団体信用生命保険の保険料は住宅ローンの利息に含まれます。最近では3大疾病、8大疾病に対応する商品もあります。

住宅ローンの手続きの流れ

住宅ローンの申し込みは不動産業者が代行してくれますが、契約者も理解しておくとよいでしょう。

基本的に契約者は必要書類を不動産業者に提出するのみ。たまに金融機関から意思表示の面談がある可能性があります。

本人確認書類住民票
印鑑証明書
運転免許証のコピーなど
健康保険証のコピーなど
収入に関する書類給与所得者源泉徴収票
住民税課税証明書
自営業者確定申告書
納税証明書
その他、売上や経費を記載した帳簿など
法人の代表者源泉徴収票
住民税課税証明書
法人の決算報告書
(勘定科目明細書も)
その他の借入自動車ローンの返済明細表など
キャッシングなどの明細表
賃貸住宅の賃貸契約書など

住宅ローンの申し込みの流れは以下のとおりです。

STEP
不動産の売買契約
STEP
金融機関に住宅ローンの申込
STEP
住宅ローンの審査 (1~2週間程度)
STEP
住宅ローンの契約書類に署名捺印
STEP
住宅ローン実行、カギの引き渡し
STEP
引っ越し、マイホームでの生活

住宅ローンに関するQ&A

住宅ローンでよく出る質問をまとめました。

頭金はどれくらい必要?

頭金は購入物件の20%が理想です。

民間の金融機関の場合、住宅ローンの借入限度額は物件価格の80〜100%です。

購入物件の20%の頭金を用意しておくと、住宅ローン審査に通りやすくなります。

年収が少ない場合でも住宅ローンは組める?

年収が少ない人でも住宅ローンを組めます。

住宅ローンを組むときは、返済比率を一定以下にする必要があります。

返済比率とは、年収に占めるローンの返済額です。

返済比率=(住宅ローン年間返済額+他のローン年間返済額)/年収×100

一般的な金融機関の返済比率は35%に設定されています。

年収が少なくても、返済比率35%以下になる住宅ローンは組めるでしょう。

住宅ローン控除とは?

住宅ローンを借り入れた場合、住宅ローン控除が適用されます。

住宅ローン控除とは、年末の住宅ローン残高の0.7%が所得税から控除されます。

年末の住宅ローン残高が2,000万円なら14万円の節税ができます。

住宅ローンを借り入れた初年度は確定申告が必要です。2年目以降は年末調整のみで住宅ローン控除が適用されます。

変動金利から固定金利へ変更はできる?

変動金利から固定金利へ変更はできます。

住宅ローンを借入している金融機関に連絡すれば、対応してくれます。

固定金利は変動金利より金利が高いです。

毎月の返済額が増える可能性があるので、しっかりシミュレーションを行いましょう。

まとめ:住宅ローンで理想のマイホームを手に入れよう

家庭環境が変わり、マイホームを希望するときに借り入れる住宅ローン。

高額なお金を借りることになるので、住宅ローンの基礎知識を知っておかないと返済に追われてしまう可能性があります。

理想のマイホーム生活を実現するために、シミュレーションをしっかり行いましょう。

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